シャンプーはマッサージ感覚で、と先述しましたが、シャンプー時に限らず頭皮の血行をよくしておくためにマッサージは有効です。
自分でできるマッサージとして頭にあるツボを指でゆっくりと押していく指圧があります。
頭にはさまざまなツボがあり、頭皮の血行促進だけでなく、不眠、頭痛、肩こり、眼の疲れなどに有効なツボも多く、身体全体をリフレッシュしてくれます。
主なツボの位置は身体の中心線(正中線といいます)の両側に等間隔で存在します。眉からまっすぐに伸びた線、眼の中心から伸びた線、頭頂部を通って両耳を結ぶ線上、こめかみなどに主なツボが分布しています。
親指で数秒間押したり、指の腹でつかむように押したりしてみましょう。押していく順序は頭頂部→前頭部→側頭部→後頭部の順です。自分で押してみて気持ちの良い場所、イタ気持ちいい場所を探してみてください。
最近、女性に人気の岩盤浴とアーユルヴェーダ。アーユルヴェーダにはシロダーラと呼ばれる頭部オイルマッサージがあり、各地でサロンが増えています。なんとなく育毛にも効果のありそうなアーユルヴェーダについて調べてみました。
世界には3大伝統医学と呼ばれるものがあり、ギリシャ医学、中国や日本で漢方医学へと発展して現代に至る中国医学、そして、もうひとつがインドを発祥の地とするアーユルヴェーダです。
古代インドにはヴェーダという聖典があり、インド哲学の源流といわれていますが、ヴェーダとはもともと知識の意味で、さまざまなヴェーダ、つまり非常に幅広い分野の古代科学が編纂されています。これらヴェーダの中で、生命と健康、生活や環境について編纂されたものがアーユルヴェーダ(生命=アーユスのヴェーダの意)です。
アーユルヴェーダでは、人間は3つの要素を持っており、このバランスによって性質や体質が決められていると考えます。
この3要素のことをドーシャと呼び、風と空を表すヴァータ、火を意味するピッタ、水と地のカパに分類されます。健康なときはドーシャのバランスが保たれていますが、病気の状態では均衡が崩れています。
アーユルヴェーダではアンバランスなドーシャを正常な状態に戻すことで、病気を癒し、健康を取り戻します。
ドーシャのバランス配分は個人によって差があり、多くの人は三つのうちひとつかふたつの優勢なドーシャを持ちます。どのドーシャの影響が強いかによって、体質は変わってくるのです。
①ヴァータ体質
②ピッタ体質
③カパ体質
一般的にカパの要素が強い人は肥満や糖尿病になりやすい、とされています。
冒頭のシロダーラと呼ばれるオイルによる頭皮マッサージはパンチャカルマという浄化法の主要な治療法のひとつです。脱毛もドーシャのアンバランスによるものならシロダーラは有効な育毛法かもしれません。